おにぎらすチーム！？

この春休み、私の頭を悩ますのは子供2人のお弁当。
一番人気だったのは、一つずつ手間かけたおかずを並べたお弁当よりも手間いらずな「おにぎらす」でした。（画像ぼやけですみません）
近年流行りのおにぎらす！海苔一枚にご飯を四角にのせて具をのせてまた薄くご飯をかぶせ海苔を畳むという簡単なメニュー。
子供達には一度にいろんな具が味わえてこの一体感がいいのだそうな。

一体感と言えば、最近関わったケースのお話をしたいと思います。
ケアマネージャーを捜して病院から依頼のあった看取りのケース。
脳梗塞で入院され食事もままならずお年も94歳。
延命望まず、ご本人の希望は「自宅に帰りたい」。
その思いに応え二人の娘様が自宅へ退院させ看取りたいと決意されました。
でも、初めての介護で不安だらけ。

そこで介護保険のサービスを利用して在宅への支援がスタート。
往診医をはじめ健康管理に訪問看護の看護師・PT、福祉用具による介護ベット、毎日の食事や排泄介護に訪問介護、入浴の確保に訪問入浴を利用しました。
退院カンファを病院で行いその1週間後に退院という時間の中、不思議なことにすべてのサービス業者がすんなりと決まり、緊急時にも対応できるよう頼もしいチームが出来ました。

ご自宅へ伺った時縁側から見える広い四季豊かな庭に、この庭なら病院よりも自宅で亡くなりたいと思うのもわかる気がして、
ご本人の物言わないけど表情がにこやかで思い伝わり胸つまりました。

退院されてから、18日間でしたが、穏やかに安らかにご臨終を迎えられました。

「自宅に帰れてよかった」　
これがご本人と家族の思い。
その思いを支えるべく各々のサービス業者が同じ目的に向かって協力していく一体感があってこそ出来る支援。
おにぎらすのように皆関わり方（味）は違うけど、どこをかじっても温かくて心に沁みるそんな支援にはなかなか出会えません。

短期間でご本人にはケアマネとして覚えてもらえてないけれど、人生の最後に関わらせていただきケアマネ冥利につきます。

また明日から誰かの為に頑張ろう、そう思える春です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　等々力居宅　CM　K

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